平成19年11月9日(金)(京王プラザホテル)演者 愛媛県立中央病院 形成外科 小林 一夫先生
上下顎骨切りによる咬合平面傾斜の改善 –術後の安定性と顔面形態の検討-
共同演者 徳永 和代 高橋 国宏 黒川季代子 三宅 啓介
岡矯正歯科 岡 健治
きむ矯正歯科 金 俊熙
【目的】顎変形症患者のセファロ計測や咬合モデルで多くの症例に顔面非対称や咬合平面の傾斜が認められる。頣(オトガイ)の位置、口角の位置変位や咬合平面の傾斜が僅かな症例では、手術時の下顎の回転、頣形成や歯牙の挺出により改善されるが、口角位置に左右差がみられる症例では上顎骨と下顎骨に対する治療が必要となる。今回、上下顎骨切りで咬合平面の改善を図った5症例について術後の安定性と顔面形態につき検討したので報告する。