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8月1日、この日の最高気温33.7度を記録した松山市で、今回4回目となる市民セミナー in 松山「矯正治療ってなあに?」が本会中四国支部主催として開催されました。会場は松山市湊町にある「いよてつ高島屋9階ローズホールです。
岡矯正歯科スタッフ5名は写真示すように受付業務を担当しました。
午後二時より、特別講師 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 山城隆教授のテーマ「矯正治療ってなあに?」の講演からセミナーの幕は切って落とされました。
その後、矯正相談会では90組の御家族を松山市専従開業医6名にくわえ、他の支部からの応援である5名の会員、計11名が各テーブルごとに歯並び相談を受付ました。参加者は熱心にメモを取り、日頃、気にしていた点を納得するまで、質問している様子が各テーブルで見られました。
当初、予定していた午後4時を大幅に超過し5時に全てのスケジュールはすべて終了しました。集計の結果、募集定員250名に対し254名98組の方が参加され(大人127名、子供127名)、本年も松山キャラバンは成功裏に終了しました。
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2008年3月29日掲載
乳歯の前歯のすき間は生理的なもの、永久歯萌出後のすき間は診査が必要
乳歯列の前歯のすき間
お問い合わせの5歳ころの乳歯の歯並びでは、すき間が目立つことが多いのです。この前歯のすき間を顎の発育と関係のある空隙ということから「発育空隙」と呼び、生理的な空隙の一つとされています。乳歯列完成期には既に存在する場合と、終始存在しない場合とがあり様々で、顎の大きさと歯の大きさの差により生ずるものと考えられています。一度形成された歯の大きさは変化しませんが、顎は発育により大きくなります。
また、上顎の二番目と三番目の歯の間,下顎では三番目と四番目の歯の間に存在するすき間のことを霊長目動物では顕著に見られるため、霊長空隙と呼びます(図1)。
Baumeはこの空隙の成因を遺伝的に決定されたものとしています。これらの空隙のある乳歯咬合は永久歯咬合の成立に良い影響を与えていると言われています。
永久歯に萌え変わる途中の生理的なすき間
永久歯の前歯が萌えてくる時、わずかにハの字に傾斜し、
にいくぶんの空隙を生じて萌えます。この時期のこの現象を含め「みにくいアヒルの子の時代」と呼びますが、二番目の歯が一番目の歯を押しながら萌出してくるため、すき間は減少し、さらに犬歯が歯列に加わる時期になると完全に閉塞されます(図2)。したがって、この場合も矯正治療の必要性はありません。
診査の必要なすき間
しかし、歯と骨の大きさの不調和や、真ん中の歯の突出がある場合はその隣の歯が萌えて来ようとする力が一番目の歯に加わらず自然に閉じることはありません(図3)。
また、上唇をめくると誰しも歯ぐきと唇との間に細い紐のような帯が目に入ります。ただ、その帯がかなり歯に近いところまで下がっていることもあり、「上唇小帯の付着異常」とよび、帯をはさんで歯と歯が開く原因となります。以前は早期に切除することが多かったようですが、現在は両側の二番目の歯が完全に萌出して、それでも隙間がとじないようであればこの上唇小帯を外科的に切除します。
さらに、「過剰歯」といって本来の歯とは別に余分な歯が存在することがあります。過剰歯を抜歯した後、二番目の歯が萌える余地がないことが多く、矯正治療によってすき間を閉じる必要があります(図4)。
このように、歯列の時期や、すき間のできる原因によって対処の仕方が違います。いずれにしても、かかりつけの歯医者さんにご相談されることを御勧めします。
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平成19年11月9日(金)(京王プラザホテル)演者 愛媛県立中央病院 形成外科 小林 一夫先生
上下顎骨切りによる咬合平面傾斜の改善 –術後の安定性と顔面形態の検討-
共同演者 徳永 和代 高橋 国宏 黒川季代子 三宅 啓介
岡矯正歯科 岡 健治
きむ矯正歯科 金 俊熙
【目的】顎変形症患者のセファロ計測や咬合モデルで多くの症例に顔面非対称や咬合平面の傾斜が認められる。頣(オトガイ)の位置、口角の位置変位や咬合平面の傾斜が僅かな症例では、手術時の下顎の回転、頣形成や歯牙の挺出により改善されるが、口角位置に左右差がみられる症例では上顎骨と下顎骨に対する治療が必要となる。今回、上下顎骨切りで咬合平面の改善を図った5症例について術後の安定性と顔面形態につき検討したので報告する。
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2007年11月1日(木)日本臨床矯正医会主催第3回ブレーススマイルコンテスト表彰式出席
矯正歯科治療中の方を対象とした笑顔のフォトコンテストが東京お台場ヴィーナスフォート・教会広場で開催され、広報委の一人としてお手伝いを致しました。今回「元気な笑顔」をテーマに募集し、100医院以上の先生方の患者さんをはじめとする、全国の6歳〜68歳と幅広い年代層の矯正歯科治療中の方から、全262点もの応募が寄せられました。東京歯科大学 口腔健康臨床学講座 歯科矯正学分野講師 宮崎晴代先生と、ご自身も矯正歯科治療経験者である人気タレント、愛川ゆず季さんをゲスト審査員として迎え、当日来場の一般の方々に投票いただいた結果も踏まえ、本年度の最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞がステージ上で決定致しました。
最優秀賞を受賞した松澤あゆみさんは、矯正歯科治療中に妊娠、出産を経験し、「いつか『ママの歯並びキレイだね』と言われるのが楽しみ」と受賞の喜びを語りました。その他、優秀賞に輝いた岡田知子さんはプロのチアリーダーを目指しており、候補者のアピールタイムにステージ上でパワフルなダンスを披露して頂きました。
愛川ゆず季さんのトークショーでは、自身が体験した“大人になってからの矯正歯科治療”や、その経験により関心を持った“予防歯科の大切さ”を、一般来場者へ向けてお話し頂きました。歯への意識が高まったことも治療を受けたメリットだったとお話された愛川さんはとても美しい歯並びと笑顔の持ち主でした。また、投票頂いた一般の方々の中から抽選で2組の方に、愛川ゆず季さんとの「ツーショットスマイル撮影会」のチャンスもプレゼントし、会場は大いに盛り上がりました。
他の広報委員の先生方といっしょに、私は、りんかい線「東京テレポート駅」駅前で、街ゆく人々にイベントの告知も兼ねて、歯ブラシ&歯並びチェックシートなどを無料でプレゼント配布致しました。
この催しが、矯正患者さんを勇気付け、治療器具が特別なものではなく、ポジティブな生活を送るための素晴らしい物であるという認識を深めていくものとなっていることを徐々に実感しています矯正歯科治療の啓発イベントとしてより良い企画を盛り込み、来年度以降も継続して開催を検討出来ればと願っています。
投稿情報: 01:33 | 個別ページ
平成19年10月10日午後7時より、平成19年度第1回 愛媛県立中央病院地域医療連携懇談会が市内春日町にある県立中央病院講堂にて開催されました。口唇口蓋裂の早期治療や、顎変形症の術前術後の矯正治療に携わっている岡矯正歯科では愛媛県立中央病院と緊密な連携を図っています。記念すべき第一回目は
・「愛媛県立中央病院救命センターへ収容した小児の事故症例について」講演者 県中 小児科部長 若本 裕之先生
・「愛媛県立中央病院産婦人科救急について」講演者 県中 産婦人科医監部長 野田 清史
の2演題を拝聴しました。
昭和60年愛媛県の周産期死亡率は、高く、新生児死亡率は全国でワースト1位であったものが、
愛媛県周産期医療統計(平成18年)によれば
都道府県別順位
(低い順)
周産期死亡率(千対) : 3.8 4位
妊娠22週以後の死産率 : 3.5 14位
早期新生児死亡率 : 0.3 1位
に改善されたとのこと。
愛媛県の周産期死亡率が昭和60年で全国ワースト1位だったのが平成18年には全国1位と順位を上げたことが、野田先生のご講演で、初めて知り得ました。
投稿情報: 01:44 | 個別ページ
7月29日、2007年参議院議員通常選挙当日、愛媛県松山市において四国地方初めての市民公開講座 ″市民セミナーinまつやま″、が「聞いてみよう!歯並びの悩み、矯正歯科治療のこと」と題して開催されました。当院からもスタッフ総出でサポートしました。猛暑のなか、会場の松山市総合コミュニティーセンター大会議室は予定開始時刻よりも早く、沢山の参加者の皆さんが訪れました。
セミナーは、東京歯科大学 歯科矯正学講座准教授 茂木悦子先生よる講演から開始されました。『咬み合わせと健康』〜こどもたちの未来のために〜と題して行われた講演は、まず来場者への問い掛けから始まりました。冒頭、80才で歯を20本以上持っているいわゆる8020(ハチマルニーマル)達成者の方のお口の中のスライドが示され、歯や噛み合わせの状態から年齢を推測させるという趣向です。会場の目はスライドに釘付けとなって、よい噛み合わせが、健康にとっていかに大切かという事を実感させられました。達成者の皆さんの噛み合わせがよく、健全な食生活を送っており、元気であるということが、大学の調査結果をもとに報告されました。このような軽妙な中にも科学的なデータに裏付けされた茂木先生の講演は一般の方にも分りやすく、30分の講演時間はあっと言う間に過ぎ去り終了の時間となりました。
その後、司会の木下三樹夫広報委員長の進行のもと、歯並びトークと題して 矯正治療体験者 2家族 4名の方々が壇上でそれぞれの治療経験を語られました。このうちの1組の出演者は岡矯正歯科で治療をされた患者さんで、当初治療に消極的であったにもかかわらず、治療後その成果からほんとうに矯正治療をして良かった、と心境の変化をお話しされたのが印象的でした。
別会場では歯並びトークと並行して矯正歯科個別相談が行われました。本会会員の先生方が、歯並びやかみ合わせ、顎の痛み、矯正治療に関するお悩やご質問などについて、一人ずつ丁寧にお答えし、合計140名60組の皆さんの矯正歯科相談を受け付けました。
以上、予定されていた3部構成2時間の″市民セミナーinまつやま″は盛況のうちに無事終了し、参加された方々は皆さん満足してお帰りになりました。参議院選挙と重なりメディア取材が行われなかった事や、天候など条件は決して良くはありませんでしたが、事前申し込みのうち、72パーセント165名78組の皆さんが会場に足を運ばれた事は真面目な県民性の表れかと思います。
キャラバン終了後、場所を移しての反省会では、講師の茂木悦子先生を囲み本部広報役員、そして同じ中四国支部内とはいえ、遠く岡山県、高知県から応援にかけつけた会員らが集い、やり終えた充実感と達成感、そしてほんの少し疲労感の中、来年も引き続き本啓発活動を開催しよう、との意見が続出しました。
岡矯正歯科の元スタッフ二宮寿弥子さんが司会進行を努めてくれました。
受付は岡矯正歯科衛生士三名が担当しました。
パネリストとして、岡矯正歯科で矯正治療を受けられた山本様親子に登壇していただき、まず私から歯を抜かない矯正治療の経過をご説明した後、治療を振り返ってみて、矯正治療後の感想をお聞きしました。
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会場 札幌コンベンションセンター
岡矯正歯科にて矯正治療を行った下記の10症例の初診時、動的治療終了時、保定開始後2年時における頭部エックス線規格写真、ならびに口腔内、顔面規格写真、平行模型等の各種資料をスタッフ2名と共に症例展示し、日本矯正歯科学会第一回専門医資格審査に合格した。
1.Class I malocclusion
2.Class II division 1 malocclusion(FMAが35°以上のもの)
3.Class II division 1 malocclusion (抜歯症例)
4.Class II division 2 malocclusion (Overbiteが5 mm以上のもの)
5.Class III malocclusion (非抜歯症例)
6.Class III malocclusion (抜歯症例)
7.開咬(Overbiteがマイナスのもの)
8.早期治療症例(混合歯列期から開始し、二段階で治療が行われたもの)
9.歯周疾患をともなう成人症例
10.外科手術を行った顎変形症を伴う不正咬合症例
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高松市 サンポートホール高松にて開催された第48回中四国矯正歯科学会大会において、下記の 発表を行った。
演題: レイサム装置による顎術前矯正の2治験
Two case reports of presurgical orthopedic treatment with Latham appliance
演者: 岡健治1)
共同演者 村松裕之2) 小林一夫3)
所属: 1)岡矯正歯科(愛媛)
2)医療法人社団普和会市川矯正歯科医院(東京)
3)愛媛県立中央病院形成外科(愛媛)
【目的】Latham装置(Latham R.A;1980)は口唇口蓋裂患者の術前顎矯正治療に用いられる.今回,両側完全唇顎裂ならびに両側完全唇顎口蓋裂症例を本装置のうちECPR装置(elastic chain premaxillary repositioning)を適用することによって良好な結果を得たので報告する.
【第一症例】生後8日,女児,両側完全唇顎裂:上顎両セグメント間幅径は7.5mm,それに対し中間顎の幅径は13.0mmであり,拡大なしに前方から中間顎に力を加えても両セグメント間に押し込むことは不可能である.したがって,pin retention systemを有する本装置が第一選択肢とされた.本症例はvomerが充分に露出していないため,premaxillary pinによる牽引が不可能なため,代わりに中間顎をレジンにて被覆,anterior armが拡がるにしたがい,エラスティックチェーンが緩徐に中間顎を整位させる機構を採用した.生後3.5カ月時に全麻下にて本装置を装着,口腔からの授乳が確認された後,通院にてスクリューの回転(0.5mm拡大/日)と衛生面での確認を行う.40日後に装置を除去した.生後7カ月時に唇裂閉鎖手術を行った.
【第二症例】女児,両側完全唇顎口蓋裂,中間顎は上顎に対し16mm前方へ突出し,右側に捻転しやや左側へ偏位していた.哺乳障害と舌の裂隙への陥入を防ぐため,生後4日よりHotz床を使用,生後3.5カ月に本装置を全麻下にて装着した.中間顎は前歯歯胚とvomero-premaxillary suture間にpremaxillary pinを挿入し,エラスティックチェーンにて牽引した.7日〜10日毎に来院させ,牽引力が片側60〜90gmとなるよう調整した.装着後69日で装置の除去と同時に,唇裂閉鎖手術を行った.
【結果】第一症例における両側セグメント間距離は5.0mmの側方拡大がなされ,第二症例では10.0mmの中間顎の後退が認められた.
【結論】本装置は両側完全唇顎裂,ならびに唇顎口蓋裂患者の上顎セグメントの拡大,突出した中間顎の整位に有効な装置であることが示唆された.
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松山市千舟町コミニュティーセンターにて開催された愛媛県歯科医師会主催第一回愛媛県歯科医学大会において、下記の発表を行った。
演題 顎矯正手術を適用した顎変形症例
演者 岡健治 所属 松山市歯科医師会
共同演者小林一夫 浜田裕一 徳永和代 弓削俊彦 所属 愛媛県立中央病院形成外科
緒言:平成2年より、高度先進医療の一環として、特定病院に限定し認可された顎変形症に係わる術前術後の矯正治療の健保適用が、平成8年以降、施設基準に適合していると都道府県知事が認める保険医療機関にまで緩和承認された。以上のような事由から、近年、当県における顎矯正手術を適用した顎変形症患者が増加傾向にあるという。演者らは2002年愛媛県歯科医師会学術発表会において上下顎同時移動術を行った顎変形症患者の矯正治療例を報告した。今回、下顎後退術のみ施術された下顎前突者について、その適用の根拠となった骨格的形態の特徴、ならびに既に確立された手術方法である下顎矢状分割術の手術結果について報告する。
方法:対象は当院において顎変形症、骨格性下顎前突と診断され、愛媛県立中央病院形成外科にて、下顎枝矢状分割術を施術された患者の内、唇顎口蓋裂、顎顔面の左右非対称の著しいもの、上顎骨切りを併用したものを除く18症例について調査した
結論:手術時患者年齢は平均22.2才、頭部X線規格写真による上下顎骨の前後的不調和を示す代表的計測項目Wits,ANB,APDI, McNamara (Point A, Pog.)の平均値、ならびに標準偏差は各々-12.7mm 3.02mm,-3.3° 2.41°, 91.1°27.77° 0.6mm,2.68mm、6.0mm4.21mm、術前の予測下顎後方移動量は平均値7.1mmであった。顎間固定期間、手術時間、出血量の平均値は各々11.9日、192.8分、170.8ccまた、5症例は、下唇赤唇部に術後知覚の左右差を認めたものの時間の経過とともに消失した。矯正単独では歯軸の過度の傾斜、歯肉の退縮、術後のrelapseが予測される骨格性下顎前突者において下顎後退術を併用することは必須であるが外科的矯正治療を忌避する患者も少なくない。今回の結果を元により多くの治療計画上の選択肢を患者に提供する所存である
投稿情報: 01:51 | 個別ページ